2008年08月08日

もらいグマ

とあるニュース番組の特集である。

山間の小さな町がある。
人口数千人程度で町の主な産業は農業、
高齢化、過疎化が進んでいる。

そんな町が今にわかに活気付いている。

さきに行われるオリンピック、
とある国がこの小さな町でキャンプを張るという。


町中の所々には国旗が掲げられ、
駅前には「歓迎!」と書かれた横断幕。
食堂ではその国にちなんだ定食がバカ売れ。
歓迎ムード一色である。

だが、町役場の担当者はあまり顔が浮かない。
選手団からある要望をされていて、
それに頭を悩ませているのだという。

その要望とは「クマを集めること」
その国のスポーツ選手には「クマ」は欠かせないのだという。

町役場の担当者は、
すぐに町唯一のおもちゃ屋で
クマのぬいぐるみを買い占めた。
しかし、クマのぬいぐるみはわずかに5体。
選手団は100人近く。
とてもではないが足りない。
なんとしても、このキャンプは成功させなければならない。

そこで町はある手に出た。

町役場の職員が総出で一軒一軒家を訪問していく。
「押入れに眠っているクマはありませんか」
そう言われた住民たちは一様にキョトンとするものの、
それがオリンピックのキャンプのためだと説明されると、
記憶の限り、押入れや納屋を探し、
「クマ」を引っ張り出してきた。
もちろん、「クマ」を提供してくれた住民には
それ相応の対価を支払う。
町では「もらいグマ」に協力を呼びかける。

老人がインタビューに答える。
「そりゃあ、嬉しいですよ。
まさかあんなクマが役立つなんてね。
もう何十年押入れに眠ってたことか。
それにお小遣いももらえるし。」
住民の評判も上々である。

最後に町役場の担当者が締める。
「選手たちには頑張ってもらって、
メダルを取ったら、是非表彰台にクマを持って登ってほしいですね。」



むろん、この話はフィクションである。

が、わたしが実際に見た夢の内容。
一体何を考えているんだか。
わたしのあたま。






posted by しのいち at 00:42| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | いろんなオハナシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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