2008年01月23日

布を調える

調布。
わたしが大学時代2年間住んだ街である。
新宿まで15分、渋谷まで20分。
駅前にはなぜか八百屋がテナントに入るパルコがある。
少し足を伸ばせば多摩川がある。
夏の日にビールと本があれば、
草野球を眺めながら一日はいることができる。

わたしが調布を離れてからちょうど10年。
その後、仕事で行ったことはあったが
基本的には用のない街となってしまった。

日曜日、特に深い理由はないのだが、
雪が降るのでないかと言われるような寒さの中、
多摩動物公園に行った。
その帰り、メシにするために調布で京王線を降りた。
10年前と何が変わったのか、確かめたい気持ちもあった。

北口を降りて、最初に思ったのは、
当時友人が来ると必ずと言ってよいほど、
薦めていたラーメン屋「江川亭」が無くなっていた。
店が無くなっていた・・・建物そのものがなくなっていた。
そこには何もなかったかのように道路となっていた。
在りし頃、角煮ラーメンは絶品だった。

メシはよく行っていた居酒屋と決めていた。
何かがとても美味しい居酒屋。
でもその何かが思い出せない。
とりあえず記憶にある道を歩き、店にたどり着く。
ビールを飲みながら食べ物を注文する。
メニューには珍しいことにハヤシライスがある。
そこで思い出す。
美味しい何かはオムライスだった。
で、さらに後で思い出したのだが
そのオムライスにかかっているデミグラスソースが美味しい。
ついでに思い出したのは
そのオムライスを出してくれるのは
居酒屋と同じ系列の洋食屋。
その洋食屋はこの居酒屋の隣。
本当の目的地まではあと10歩足りなかった。

食後、布多天神に続く商店街を歩く。
10年前、毎日歩いた商店街。
この商店街には「ゲゲゲの鬼太郎」のオブジェが置かれている。
確か、水木しげるが調布在住のためである。
Image142.jpg
10年前にも鬼太郎のオブジェがあった。
心無い酔っ払いによってよく壊されてもいた。
当時に比べて立派になったように思える。
ここまで立派では壊そうにも恐れ入る。
ただ、見かけることができたのは鬼太郎だけ。
昔はぬりかべもねずみ男もネコむすめもいた。

その他、よく1杯のコーヒーで2時間粘ったドトール、
夜だけ中華料理を出す定食屋、
店は好きではないけれど担当が大好きだった美容室、
それぞれがまだあることを確認した。
いつまでも調布で思い出に耽っていても仕方ないので
いい加減に帰った。

少しでも住んでいたことのある場所はプチ故郷。
たまには帰省してみては。
posted by しのいち at 00:23| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | いろんなオハナシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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