2007年03月23日

早朝バトル

1日24時間、常に世界は動いている。
谷川俊太郎の詩に「朝のリレー」なんていうのがあるが、まさにそう。
普通、昼は起きて夜に眠る。
だから、夜は活動しない。
でも夜だって世界は動いている。
夜に眠るわたしはただそれを知らないだけなのだ。

昨日のことになるが、仕事が休みだった。
休みの日はたくさん眠りたくなるものだ。
寝だめなんて身体的にはできないのに、
どうしてそうしてしまいたくなる。
休みの日はたいてい遅い一日の始まりとなるのだ。

ところが、昨日の前日、おとといの話になるが、
我が家のインターネットに接続するADSLが使えなかった。
よくわからないが、モデムとやらに不具合が生じていたらしい。
そのモデムには電話回線もつないでおり、
ケータイ以外はいわば通信手段を断たれていた。
休み前日にこの状況。
特にすることも無く、12時前には床に就いてしまった。

あくる日、朝6時に目を覚ました。
普段ならば、ここで二度寝に入るところだが、
寝覚めは非常によく、寝付くことが出来なかった。
仕事のある日よりもはるかに早い朝。
それはそれで特にすることなく、
手持ち無沙汰である。

ただ、早起きは三文の得とはよく言ったもので、
ゴミ出しをしなくてはいけないことを思い出す。
いつも出かける直前に起き、
あわただしく支度をするわたしは
ついゴミ出しを忘れてしまう。
その度合いはひどく、
古新聞に関しては新聞整理袋にして、4袋にも相当する。
そして、昨日は資源ゴミ回収の日だった。

早速着替えて、古新聞の整理を始める。
恐ろしいことに新年の特集を組まれた新聞も積まれている。
整理した順に古新聞を集積所に持っていく。
我が家の最寄の集積所は2軒隣のアパートの角である。

パンパンになった整理袋は結構重い。
抱えるようにして持っていく。
一つ置いてくると、二つ目の準備をし、
また再び抱えるようにして持っていく。

そのピストン運送をした時のことだった。

二つ目の袋を抱えて家を出た途端、
前方の集積所の前からトラックが走り出す。
真っ白な2トントラック。
トラックには一切の文字はない。
でも、荷台には古新聞のほか、ダンボールが積まれている。
状況が把握できた。
むろん、先ほどわたしが置いた古新聞の整理袋は無かった。

どこかの街では、こうした資源ゴミの無断回収が問題になっているらしい。
理由はわからないが、
単にゴミを回収してもらうことだけを考えれば、
わたしには関係の無いことである。
そう思いながら、二つ目の整理袋を置いてくる。

さあ、古新聞の片付けも佳境である。
三つ目を作り上げ、また抱えて家を出る。
すると、前方にはまたしてもトラックの走り去る姿が。

しかし、今度のトラックは青い。
荷台には簡単な幌も見受けられる。
先ほどのトラックと共通していることは
トラックにまったくの文字が無いこと。
白いトラックを見てからわずか5分のことだった。

なんだか、ちょっと怖くなる。
もしかして、わたしが古新聞を出す姿をどこかで見ているのだろうかと。
複数のトラックが。
そう思うと、一部始終見られているようで、
もう古新聞をだすのは止めにしようと思う。
せっかく運び出したので、三つ目の整理袋を置いて、
そそくさに帰ってきた。
案の定、外からトラックであろう、エンジン音が聞こえてきた。
でも、その姿を窓から見たくは無かった。

我が家の前の道路は車のすれ違いなんて出来ない、狭い道である。
日中、車が通ることはめったにない。
そこを早朝、さまざまなトラックが走っている。
きっと、こんなことが日々、繰り返されている。
寝ていてまったく知らない世界。
角にある我が家、1階のわたしの部屋に
トラックがつっこまないように願うばかりである。


posted by しのいち at 23:59| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | いろんなオハナシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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